◆【ビジョンストーリー(4)】NYでのガン闘病 “本当の私”に還った日と、使命覚醒の原点「完璧じゃなくていい」と気づけた瞬間

最終更新日:2025年6月7日

こんにちは。
天職実現マスターマインド
コーチの鈴木みつこです。

 

今日は

摂食障害、NYでのガン闘病
“本当の私”に還った日と、
使命覚醒の原点
「完璧じゃなくていい」と気づけた瞬間

 

について書きます。

 

◆昨日までのお話

 

昨日は、
摂食障害との10年の闘いを越えて、

 

「完璧じゃなくても、私には価値がある」と
“魂の目覚め”を得ていった
NY時代の物語をお届けしました。

 

そしてそのプロセスを、
静かに、深く支えてくれたのが──

 

私の人生の師ともいえる
亡き夫フレデリックでした。

 

彼の在り方から、
私は 「本当の私を生きる」決意を固め、

“魂の表現者”としての
人生を歩み始めたのです。

 

けれど、そんな穏やかな日々にも
ある日、突然“終わり”が訪れました。

 

今日は、 その続きを、静かに、
でも真っ直ぐに
あなたにお届けしたいと思います。

 

(3) NYでの摂食障害の自力克服と最愛のパートナーとの別れ

◆「そのままの私で、大丈夫だよ」

あの頃の私は──
いつもどこかで、思い込んでいました。

 

頭では「そんなことない」
とわかっているのに、

 

心も、体も、カチコチに
固まってしまって
どこかでずっと拒否していたのです。

 

「もっと頑張らなきゃ」
「完璧でないと認められない。
愛してもらえない」

 

「痩せていない私は、価値がない」──

 

稽古場の鏡に映る自分は、

踊りも完璧に踊れない、
容姿もダンサーには向いていない
不完全な自分が
どうしても、好きになれませんでした。

 

 

どこまで行っても、
上には上がいて
下には下がいる。

 

NYという世界中から
才能が集まる場所で、
しのぎを削るように生きる日々。

 

そこにいる人たちは
ものすごく恵まれた環境で育っていたり
圧倒的な才能を持っていたりして、

 

「自分とはまったく違う」
人たちにも出会いました。

 

オーディションを受けても受けても
うまくいかない。

 

摂食障害もあって、
心も体も だんだん蝕まれていきました。

 

ついには、限界に達して
「もう日本に帰ろうか」と、
そんなことを考えるほど
心がすり減っていたのです。

 

──そんなときに、
私はフレデリックと出会いました。

 

彼は、何か特別な言葉で
励ましたわけではありません。

 

でも、その“在り方”すべてを通して
静かに、でも確かに
伝えてくれたのだと思うのです。

 

「そのままの みつこで、大丈夫だよ」と。

 

それは、短い人生を全うした彼が
私に遺してくれた、
魂からの深いメッセージでした。

 

◆「条件つきの愛を生きなくていい」

 

 

「努力しなくていい」と、
彼が言っていたわけではありません。

 

ただ──

「頑張らないと、存在を認めてもらえない」
「完璧じゃない私は、愛される価値がない」
「そもそも私には、価値なんてない」

 

そんなふうに、
自分をがんじがらめに縛っていた私に、
それはただの“思い込み”であり、

 

自分を押さえつける
最大の“ブロック”だったことを
彼は教えてくれたのです。

 

「条件つきの愛を生きなくていい」

彼の在り方そのものが、
それを私に伝えてくれました。

 

彼の前では、私は
“鎧を脱いだ自分”でいられました。

 

見せたくない弱さも、未熟さも、
人間くさい感情さえも──
全部さらけ出しても、なお愛されている。

 

そんな深い安心感が、そ
こにはありました。

 

 

◆人生の師、戦友としての想い

 

だからこそ私たちは、
いわゆる「恋愛関係」から始まって
結婚したのではなく──

 

最初は、「友達」としての関係がありました。

 

今思うと
彼は、人生の師であり
戦友のような人だったなと感じるのです。

 

私がかつて、大きな失恋で
心に深い傷を負っていたとき、
彼はただ静かに、そばにいてくれました。

 

実はその前に、彼の方から
気持ちを打ち明けてくれたこともありました。

 

でも、当時の私はまだ
心を開く準備ができていなくて、
一度はお断りしてしまったのです。

 

それでも彼は、変わらず、
変わらぬ優しさで、
私を見守り続けてくれていました。

 

実父を早くに亡くし、
継父との関係もうまくいかずに
心が壊れかけていた長女の私は──

 

彼に、恋人以上のものを
感じていました。

 

恋人である前に、
「父のような存在」であり、
「魂の師(メンター)」のような
存在だったのです。

 

◆「そのままの私で、大丈夫だよ」

 

── 彼は、言葉ではなく、
“在り方”で教えてくれました。

 

今あの頃を振り返ると、
12歳年上だった彼に対して、

 

当時20代後半だった私は、
本当に未熟で、正直──
たくさん迷惑をかけたなと感じます。

 

私はまだ、何にもわかっていなかった。
本当の意味で気づけていなかった気がします。

 

今となっては、 申し訳なさと感謝が、
胸いっぱいにあふれてきます。

 

それでも、彼はいつも変わらず、
そんな私をまるごと受けとめてくれていました。

 

◆後日談・亡くなってからも元気にやっている

 

──これは、少しあとに
なってからの出来事ですが

 

日本に帰国して再婚し、
出産を経て、あるとき流産を経験した私は、
魂のことを見てくれる
サイキックの方のもとを訪れました。

 

そのとき、 そこに現れたのは、
その男の子と
亡きフレデリックの魂でした。

 

私は彼に、 あの頃の
未熟だった自分のことを、
心から謝罪しました。

 

すると──
彼は、あの頃と変わらぬ
穏やかなエネルギーで、
やさしく語りかけてくれたのです。

 

「いや、みつこはあのとき、
本当によくやってくれたじゃないか」と。

 

最後の最後まで、
私を責めることは一度もなく、
むしろ、深くねぎらってくれるその言葉に──

 

私はまた、魂の奥深くで、静かに泣きました。

 

そして──
かつて私が流産した、小さな男の子の魂に

「ママはまだそっちには行けないけれど、
フレおじちゃんと一緒に、いい子で待っててね」

そう、心の中で語りかけていたその子に対して──

 

彼は、ふわりと微笑むような波動で、
こう伝えてくれたのです。

 

「あのボーイは、
こっちで元気にやってるよ」と。

 

その言葉に、私はまた救われました。

 

この瞬間、
私の中でいくつもの痛みが、
静かに、やさしく、
癒されていくのを感じたのです。

 

◆子どもは持たないと決めていた

 

少し、話を元に戻しますね。

 

私とフレデリックは、
いわゆる「夫婦」や「家族」といった
世間の枠には収まらない関係でした。

 

一般的な価値観や
ライフステージとは異なり、

 

私自身も当時は

「家族を持つ」
「子どもを持つ」

という選択肢を
まったく考えていませんでした。

 

そして彼も、若くして
両親を亡くし、

 

年の離れた甥っ子を
シングルマザーだった義妹と
育てあげたこともあって、

「もう子育てはいい」
と言っていたのです。

 

そんな私たちが選んだ
NYでの暮らしは、 自由で、

 

風通しのよい、
“魂と魂”でつながるような日々でした。

 

私は翻訳や
日本人が通う幼稚園の
アシスタントティーチャーとして
働く傍ら

 

彼は自宅で
パソコンを使いDTPの仕事をしたり
法律事務所で書類をまとめる仕事など
していました。

 

個人事業である彼の仕事は
自転車操業状態で、

 

私たちの暮らしは
経済的には決して
豊かとはいえませんでしたが

 

でも何ものにも縛られることなく
自由で ひょうひょうと、
心地よく共に過ごしていました。

 

 

けれど── そんな平穏な日々が、
永遠に続くわけではありませんでした。

 

 

◆病院には行かないという彼の固い意志

 

ある頃から、彼は少しずつ
体調を崩しはじめました。

 

でも彼は、病院に行こうとしませんでした。

 

理由は──
彼が信じていた
宗教的な信条、祖母の代からの
背景バックグラウンドが
ありました。

 

「自然療法、代替治療で治る」
「祈りと信仰で癒される」

 

彼はずっと
そう信じていました。

でも、現実は厳しく
あるときから、彼は
腹痛でトイレから出てこられないほど
苦しむ日が続くようになりました。

 

私は何度も
「病院に行って」と伝えました。

 

でも、彼の答えは変わりませんでした。

 

それに──
アメリカの医療費は、
日本とは比べものにならないほど高額で、
日本のような国民がみな入れるような
保険制度もありません。

 

そうして体調不良のまま、
2年近くが過ぎました。

 

そんなある日──

当時、彼がパートタイムで働いていた
法律事務所の有名な弁護士で 上司であり、

まるで父親のように慕っていた方が、
「もう見ていられない」と言って、

 

病院を紹介し、彼に
付き添ってくださったのです。

 

そして彼は、ついに病院へ。

 

マンハッタンの
アッパーサイドにある
まるでホテルのような

 

大きな病院で、
様々な検査を受けたその日──

 

私は、配偶者としてひとり
医師の診察室に呼ばれました。

 

◆医師からの宣告

 

その日のことを──
私は今でも、
昨日のことのように覚えています。

 

静まり返った診察室で、
医師はゆっくり、
そして重く、こう告げました。

 

「直腸がんです。
しかも、かなり進行しています。

なぜ、ここまで放っておいたのですか?
配偶者として、あなたは何をしていたのですか?」

 

私は責められました。

何も言い返せませんでした。

 

ただ、その言葉を
受け止めるしかなかったのです。

 

「このまま手術をしなければ──
余命は、半年ほどでしょう」

 

一瞬、時が
止まったかのようでした。

 

頭が真っ白になり、
身体から力が抜けていくような感覚……。

本人にもそれは告げられました。

 

 

◆ハドソン川に沈む夕日

 

それでも、診察室を出た私たちは、
高層階の窓から──

ハドソン川にゆっくりと沈んでいく
夕日を しばらく見つめていました。

 

それは、信じられないほど
美しく、 温かく、
まるで「魂の本質」が 静かに、
でも力強く輝いているような光。

 

言葉にはできない、
けれど確かに“何か”を伝えてくるような──
そんな、深く胸に残る光景でした。

 

 

そして、なぜかそのとき、
「私は、絶対にあきらめない」

 

という強い想いが
湧き上がってきたのです。

 

打ちひしがれている暇なんて、
ありませんでした。

 

たしかに、告知はショックでした。

 

でも、同時に私の中では
何かが“点火された”感覚がありました。

 

「私にできることは、全部やろう」
そう決めました。

 

大きなチャレンジ、
艱難辛苦があればあるほど、
むしろ私の“魂”は燃える。

 

「やる」
私は、そう強く決意したのです。

 

不思議なことに──
そのときの私には、

 

フレデリックが「死ぬ」
というイメージは
まったく浮かんでいませんでした。

 

あの病院の窓から広がっていた、
壮絶なまでに美しい
夕焼けの光に包まれながら──

 

私はただ、
「今、この瞬間に自分にできる
最高最善のことを、すべてやる」

 

そんな“魂の炎”が
ぶわっと胸の奥から燃え上がり、
迷いなく「行動」のエネルギーに
突き動かされていたのです。

 

それは悲しみでも、
恐れでもなく、

 

どこか深いところで──

人の本質=魂 が持つ
無限の可能性を
深く信じているような
温かで静かな想いでした。

 

◆あなたへ

 

長くなりましたので
続きはまた明日書きますね。

 

私が今日の記事の中で
あなたに一番伝えたかったことは──

 

「完璧じゃなくていい。
条件つきの愛を生きなくていい。
そのままの私で、大丈夫なんだ──」

 

という魂からの深い“許可”を、
あなたにも思い出してほしい。

 

摂食障害や自己否定、
繊細さゆえの生きづらさの中で、

 

がんばらなければ
愛されないと思い込んでいた過去の自分。

 

そんな自分をまるごと受けとめ、
「そのままでいい」と在り方で
示してくれたフレデリックとの出会い。

 

そして、彼の死という
大きな別れを経ても、

 

「人は人を変えることはできない」

「だからこそ、今、自分にできる
最善を尽くして生きる」

 

という魂の真理に至ったこと。

 

この実体験を通して──

 

「あなたにも、今のあなたのままで価値がある」
「そのままのあなたで、愛されていい」

という“魂のメッセージ”を届けたい。

 

それが、今日
私が伝えたかった一番深い想いです。

 

あなたが今、目の前の状況が
どんなに厳しく見えていたとしても。

 

魂の声にしたがい、
“今の自分にできる最善”を選び続けたとき、

 

そこには必ず、
新しい道が開けていきます。

 

あなたの中にも、
静かに燃え続ける
“魂の炎”があることを──

 

どうか、忘れないでいてください。

 

心から、応援しています。

 

鈴木みつこ

 

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