◆「私だけが頑張ってる?」──夫の発達障害と“カサンドラ症候群”の真実 【ビジョンストーリー(8)】
こんにちは。
天職実現マスターマインド
コーチの鈴木みつこです。
今日は
「私だけが頑張ってる?」──
夫の発達障害と
“カサンドラ症候群”の真実
というテーマでお話します。
目次
◆ 昨日までのお話
ここまで読んでくださっているあなたへ
本当にありがとうございます。
前回は── 娘の手術や生まれつきの疾患、
第二子の出産、そして子宮の全摘手術という
目まぐるしくも濃い時間の中で、
初めて「この人から本気で学びたい」
と思える 魂のメンターとの出会いがあったこと。
子育てと仕事の両立に奮闘しながら、
自分自身をもう一度育て直していく道のりを、
少しだけお話しました。
そして今回のテーマは──
「夫の発達障害と向き合い、
わたしが見つけた“ほんとうの希望”とは?」
この家族のテーマは
一度では語りきれないほど深く、
私自身の「魂の学び」でもあったので、
【本日:前編】
【明日:後編】の2回に分けて、
お届けさせていただきますね。
(4) 日本に帰国、再出発、そして再婚、発達障害
◆ 息子の診断をきっかけに
わが家で最初に診断を受けたのは、
息子が3歳のときのことでした。
「自閉症スペクトラム(ASD)」
という言葉が、
初めてわたしたちの人生に
入ってきた瞬間でした。
その後、娘が小学5年生のときに、
そして約5年前に、夫にも正式な診断が。
いまでは3人とも、手帳を取得しています。
最初に息子の診断が
降りたときのことは、
今でも忘れられません。
まるで、霧の中に
差し込む一筋の光のように──
“見えなかった何か”に名前がつき、
やっと輪郭が浮かび上がってきた。
そんな感覚でもありました。
そして、その光が差したことで
わたしたち夫婦も、ある疑問に
気づきはじめました。
「もしかして…夫も?」
これまでなんとなく
抱えていた違和感。
夫の中にも、
息子と似た特性があるのではないか──と。
思い返せば、
再婚してからの20年間、
わたしはずっと問いかけていました。
「どうしてこの人は、こうなんだろう?」
どれだけ話しても、
なぜか通じ合わない感覚。
思いやりがないわけじゃ
ないはずなのに、
わたしの気持ちが届かない──
そんなことの連続でした。
夫は、頭の回転が速く、論理的で、
責任感も強く、黙々と仕事に
打ち込む職人気質。
ITや電気のことにもとても詳しく、
会社員として長く
プログラマを続けてきました。
でも、家庭においては
なぜか、根本的に“噛み合わない”。
日本人同士なのに、
わたしはまるで文化の違う相手と
暮らしているような感覚に
なることさえありました。
なぜなら、
わたしにとっての
「当たり前」や「普通」が、
次々と否定されていったからです。
心を通わせたいのに、
その“心”が、うまく届かない。
夫婦げんかのときでさえ、
「直す気があるの?」と
一方的に責められるばかりで、
すり合わせや歩み寄りの
余地が見えなかった。
わたしは直感型なので、
「何かがおかしい」とは感じても、
それを言葉にするのが
とても難しかった。
でも夫は、理詰めの人。
いざ話し合いになれば、
論理で徹底的に攻めてくる。
そして、わたしが
一番傷つくような
言葉や態度で、黙らせようとしてくる──
結果、わたしの気持ちは
いつも奥に押し込められ、
ただ耐えるしかなかったのです。
……けれど。
いま振り返ると、
そうした日々の積み重ねの中に、
“わたしたち家族の物語”が
静かに息づいていました。
そして、気づいたのです。
わたしが抱えていた苦しみは、
決して「わたしだけの問題」ではなかったのだと。
◆ 離婚の危機──「通じないつらさ」と向き合った日々
何度も、家庭内別居になりました。
子どもを連れて実家に帰ったことも、
何度もあります。
離婚を本気で考えたことも、
何度もありました。
気づけば、わたしは
知らないうちに──
「カサンドラ症候群」と呼ばれる状態に
陥っていたのです。
もしかしたら、
この文章を読んでいるあなたも、
すべてではなくても、
似たような苦しさや戸惑いを
感じたことがあるかもしれません。
たとえば──
* どんなに伝えても、気持ちが届かない
* 共感してほしいだけなのに、理屈で返されて傷つく
* 感情のキャッチボールができず、自分ばかりが我慢している
* 「私が頑張れば…」と、つい自分を責めてしまう
周りからは
「優しそうなご主人ですね」と言われるけれど、
家の中ではまったく別の顔に感じてしまう──
それはもしかしたら、
「カサンドラ症候群」かもしれません。
◆ カサンドラ症候群とは?
パートナーにアスペルガー(ASD)傾向があると、
その“コミュニケーションのすれ違い”によって、
もう一方のパートナー(多くは妻)が、
深い孤独や疲弊を抱えてしまう──
それが「カサンドラ症候群」です。
私自身も、長いあいだ
こう感じていました。
「どうして、こんなに通じないんだろう…」
「わたしが悪いのかな…?」
わたしが実際に体験した 「カサンドラのリアル」
今は、かなり改善されたのですが
かつての夫は、こんな感じでした。
その一部をご紹介します。
・「ありがとう」や「あいさつ」など、
日常のやりとりを拒まれる
言わなくていいと言われる。
・思いやりが感じられず、否定や無言で
突き放されることが多かった
・感覚過敏(音、匂い、光など)からくる
こだわりで家の中が常にピリピリしていた
・子どもの行事ごとを嫌がり、
まったく参加してくれなかった
(不特定多数の大勢の人が苦手)
・子どもの学校関係・病院・親戚対応まで、
すべてわたし一人で担っていた
・夜遅く帰ってくる夫のために 作った食事を、
陶器製の器ごと、ゴミ箱に(それも燃えるゴミに!)
捨てられることがよくありました。
朝イチにそれを見て ゴミの仕分けをするのは
私のメンタルがかなりやられました。
(食べられないから、器や箸を捨てれば
もう作らないと思ったそうです)
・「いってらっしゃい」「おかえり」などの
声かけを嫌がられた。 帰宅した時、玄関に
こうこうと 明かりがついているのも嫌がった。
・かんしゃくやパニックをよく起こした。
急に私の実家に泊まることになったとき
それを拒否して、夜中に4時間かけて、
私の実家から自宅まで 歩いて
帰ってしまったこともあった。
こんな日常の積み重ねの中で、
わたしの心は、すり減っていきました。
◆「わたし、こんなにも無理してたんだ」──小さな一言がくれた気づき
(発達障害カウンセラーの 吉濱ツトム先生の 個人セッションを受け始めた頃)
ある日、ビジネス仲間の友人が
ふとこんな言葉をかけてくれました。
「みつこさん、だいぶ旦那さんにエネルギー取られてない?」
──その瞬間、胸にスッと何かが刺さるような感覚がありました。
「あれ? もしかして、私……ずっと無理してきたんじゃない?」
そんな気づきが、じわじわと心に広がっていったのです。
そして初めて、「これって“カサンドラ症候群”かもしれない」
そう思うようになりました。
それから、子どもがお世話になっていた福祉の先生に
そっと相談してみたんです。
すると──
「私が悪いわけじゃなかったんだ」
「私だけじゃなかったんだ」
その言葉に、ふっと心がゆるみました。
少しずつ、張り詰めていた感情に風が通り、
俯瞰して自分の気持ちを見られるようになりました。
「私はおかしくなんかない」
「ちゃんと限界もある」
そうやって、自分を責め続けていた思考から、
一歩、外に出られるようになったんです。
長くなりますので
続きは明日書きますね。
★【明日の記事のお知らせ】
明日は後編として、以下の内容をお届けします:
・カサンドラ症候群を越えて見えてきた「理解と希望」
・命の危機から始まった、新しい家族の在り方
・そして「すべての出来事には意味がある」と思える今へ
続きは明日の記事で、丁寧にお届けします。
あなたの心に、少しでもあたたかい光が届きますように。
また明日、お会いしましょう!
みつこ
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